受入困難な認知症

「認知症ですが、受け入れてくれる老人ホームはあるでしょうか?」

この言葉は、患者を抱える家族から多く問い合わせが寄せられるもので、認知症患者を持つご家庭で不安に思っていることです。なぜなら、症状の特質をよく知っているから、そのような疑問や質問が出てくるのです。

受け入れをしている老人ホームのタイプもいくつかありますので、症状の度合いによってグループホームや軽費老人ホーム、介護付き有料老人ホームなどから選ぶことも可能です。

ただ、症状と共に他の病気を罹患している場合、受け入れが困難な場合があるようです。

かといって、この場合、ご家庭で介護や看護をするといっても、できるものではありません。

たとえば、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などで在宅酸素療法をされている方や、イロウの手術で身体にカニューラという管が入っている方だと、本人で抜いてしまう可能性がありますので常に看護が必要になります。

他には、予想もしない奇怪な行動をする、危険を伴うような徘徊、暴れる、他の入所者に暴力を振るうなどによって、せっかく入れた老人ホームから退所の話が出ることもあります。

どちらの場合も、介護を必要とする他の入所者がいることで手が回らなかったり、手に負えない、集団生活に馴染めないことで退所してもらうようにするのです。患者を拘束することが禁止されていることでそのような話になるのです。

介護療養型医療施設というところもあり、介護と医療が必要な方に適しているところもありますので、医療依存度が高ければ、相談をしてみてください。